先進的なリスキリングに取り組む企業の事例紹介:事業変革と人材育成の最前線
AIの進化、グローバルな競争の激化、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)の波は、企業に「変革」ではなく「進化」を迫っています。
この激動の時代において、企業が生き残り、成長し続けるための鍵となるのが、「リスキリング(学び直し)」です。
しかし、単に社員にeラーニングの受講を促すだけでは、真の事業変革は起こりません。
先進的な企業は、リスキリングを「コスト」ではなく「未来への戦略的投資」と捉え、**経営戦略と直結した大規模な人材再配置・再教育プログラム**を展開しています。
「自社の事業構造を変えるために、社員のスキルマップをどのように再設計すべきか?」
「非IT部門の社員を、どのようにしてデータ活用人材へとシフトさせられるのか?」
多くの企業が抱えるこの難問に対し、本記事では、国内外のトップ企業が実際にどのように取り組み、成功を収めているのかを、具体的な事例を通じて詳細に解説します。
本記事の目的は、単なる企業の紹介に留まらず、その**「戦略の核心」**を深く掘り下げ、あなたの企業や個人のリスキリング戦略に再現性のあるヒントを提供することです。
7000文字を超える徹底解説を通じて、**なぜ、どのような部門の社員が、どのようなスキルを、どのようにして身につけたのか**というプロセスを明らかにします。
この記事を読み終える頃には、あなたはリスキリングを単なる流行で終わらせず、企業の成長と個人のキャリアアップを同時に実現するための、明確なロードマップを手に入れていることでしょう。
目次
- リスキリング先進企業に共通する「戦略的視点」
- 【海外事例1】AT&T:10億ドルを投じた大規模事業転換プログラム
- 【海外事例2】マイクロソフト:社会全体を巻き込むエコシステム構築型支援
- 【国内事例1】富士通:全社員7万人をDX人材に変革するグローバル戦略
- 【国内事例2】日立製作所:事業別・職種別のDX人材育成と社内認定制度
- 【製造業の変革】JFEスチール・ダイキン工業に見る現場主導型リスキリング
- 【非製造業の挑戦】トラスコ中山・キヤノンに見る職種転換と再配置戦略
- 成功するリスキリングに不可欠な「5つの要素」
- まとめ:リスキリングは組織の成長と個人の進化を両立させる投資である
リスキリング先進企業に共通する「戦略的視点」
先進的な取り組みを行う企業は、リスキリングを「福利厚生」や「単なる研修」とは見ていません。
彼らは、**「事業戦略そのもの」**と捉え、全社一丸となって取り組みを進めています。
1. リスキリングを必要とする「3つの経営課題」
企業がリスキリングに巨額の投資をする背景には、以下の切実な課題が存在します。
- **事業構造の転換:** 既存事業の収益性が低下し、デジタルサービスや新しい技術分野への転換が急務である(例:通信事業からソフトウェア事業へ)。
- **深刻なデジタル人材不足:** 外部採用では賄いきれないほどの、AI、データサイエンス、クラウド技術を持つ人材の社内育成が必要である。
- **労働力の最適配置:** 自動化(Automation)によって不要になる職務から、成長分野の職務へ、社内での人材の流動化(配置転換)が必要である。
成功企業は、この課題を解決するために、リスキリングを**「必要な人材を必要な時期に、社内で創出するプロセス」**として設計しています。
2. 共通するリスキリング戦略の「3つの軸」
多くの先進事例に共通するリスキリング戦略は、以下の3つの軸で構成されています。
| 戦略軸 | 目的 | 具体的な施策例 |
|---|---|---|
| **トップダウンのコミットメント** | 経営層が変革を牽引し、全社員に危機感と目標を共有する。 | 経営層自らが研修に参加、DXを評価制度に組み込む。 |
| **スキルマップの可視化** | 全社員の現在地(Can)と、未来の事業に必要なスキル(Must)のギャップを明確にする。 | 社内認定制度、スキル診断テスト、キャリア開発ツールの導入。 |
| **実践と連動した教育** | 学習が自己満足で終わらず、実際の業務で活用できる仕組みを作る。 | 社内副業制度、OJTと連動したプロジェクト型学習、職種転換(ジョブローテーション)。 |
【海外事例1】AT&T:10億ドルを投じた大規模事業転換プログラム
アメリカの大手電気通信事業者であるAT&Tは、デジタル変革の先駆者として知られ、そのリスキリング戦略は世界中の企業のモデルとなっています。
1. 事業環境の危機的認識と「Future Ready」の始動
2008年、AT&Tの経営陣は、将来のビジネスの核がハードウェアからソフトウェア・クラウドへと移行すると予測しました。
徹底的なスキル検証の結果、当時の25万人の従業員のうち、将来に必要なスキルを持つ人材は半数に満たず、10万人もの従業員が時代遅れになるであろうハードウェア関連の職務に就いていることが判明しました。
この危機感から、同社は2013年から10億ドル(約1500億円)を投じ、「Future Ready(将来への準備)」と呼ばれる大規模なリスキリングプログラムを立ち上げました。
2. プログラム実行の3つの柱
AT&Tのリスキリングは、単なる研修の提供ではなく、キャリア全体を支援する構造になっていました。
- **キャリア開発支援ツールの導入:** 従業員一人ひとりが、自分の現在のスキルと将来会社が求めるスキルとのギャップを特定できるツールを提供しました。これにより、自主的な学習意欲を喚起しました。
- **外部教育機関との連携:** ジョージア工科大学、Coursera、Udacityといった一流のオンライン教育プラットフォームや大学と提携し、データサイエンス、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングなどのコースを従業員に提供しました。
- **報酬体系の整備:** 新しいスキルを習得し、新しい職務に就いた従業員に対して、昇進や昇給といった具体的な報酬体系を整備し、リスキリングの成果が直接キャリアに結びつくインセンティブを与えました。
3. リスキリングによる事業変革の成果
このプログラムの結果、AT&Tは10万人以上の従業員を再教育し、ソフトウェアエンジニアなどの新しいデジタル職務へ再配置しました。
外部から高額なデジタル人材を雇うのではなく、既存の従業員を育成したことで、**組織への忠誠心と業務知識**を保持したまま、事業構造の転換を成功させました。
同社は、140年以上の歴史を持つ老舗企業でありながら、この大規模なリスキリングを通じて、デジタル時代に適応した労働力を創出し、現在も業界のトップランナーとして君臨しています。
【海外事例2】マイクロソフト:社会全体を巻き込むエコシステム構築型支援
マイクロソフトのリスキリング戦略の特徴は、自社内だけでなく、**顧客、パートナー企業、そして社会全体**のデジタル人材育成を支援する「エコシステム構築型」である点です。
1. 「学びのコーチ」と認定資格によるスキルの標準化
マイクロソフトは、法人向けオンラインサービス「学びのコーチ」を立ち上げ、企業内のDX推進を支援しています。
これは、自社製品であるAzureやマイクロソフト製品に関する知識を、従業員が習得するための学習コンテンツを提供するものです。
- **目標設定:** 2023年までに15万人のクラウド・AI認定資格取得者を育成するという具体的な目標を掲げました。
- **認定資格の活用:** マイクロソフトの認定資格は、スキルを客観的に証明する市場の標準となっています。これにより、従業員は学習の成果を社内だけでなく、社外でも通用する形で示すことができ、モチベーションを維持しやすくなります。
2. パートナー企業との連携による人材供給
マイクロソフトは、人材派遣会社のModisやAdecco Groupと連携し、リスキリングを通じて新しいスキルを習得した人材の**就職・転職支援**まで踏み込んでいます。
これは、同社の製品を使いこなせるデジタル人材を社会全体に供給するという、極めて戦略的な取り組みです。
自社製品のエコシステムが拡大すれば、結果として自社の事業成長に繋がるという、壮大なビジョンに基づいています。
3. リスキリングを「社会貢献」と捉える視点
同社の取り組みは、失業者や求職者向けのスキル開発支援、学生向け学習プラットフォームの提供など、社会的な課題解決にも貢献しています。
これは、リスキリングを単なる「従業員教育」ではなく、**「持続可能な社会の実現」**に不可欠なインフラ整備の一環と位置づけていることを示しています。
この包括的なアプローチが、企業ブランドの向上と、デジタル人材育成におけるグローバルリーダーとしての地位を確固たるものにしています。
【国内事例1】富士通:全社員7万人をDX人材に変革するグローバル戦略
日本のIT大手である富士通は、「全社員DX人材化」を掲げ、約7万人のグローバル従業員を対象とした大規模なリスキリングと、それに伴う人事制度の変革を推進しています。
1. 「全社員DX人材化」に向けた3つの施策
富士通のリスキリングは、特定の部門に留まらず、職種を問わず全従業員がデジタルリテラシーを身につけることを目指しています。
- **DX基礎リテラシー研修の必修化:** 経営陣から一般社員まで、全社員を対象にDXの基礎知識、マインドセットに関する研修を必修としました。これにより、全社的な意識統一と共通言語の醸成を図っています。
- **社内認定制度とスキルの可視化:** 従業員のスキルレベルを客観的に評価し、社内認定制度を導入しています。これにより、「自分に何が足りないか」が明確になり、次の学習目標を立てやすくなります。
- **オンライン学習プラットフォームの活用:** 社員が自律的に学習できる環境として、オンライン学習プラットフォームを整備し、専門性の高いコースを自由に選択できるようにしています。
2. 人事制度とリスキリングの連動
富士通の先進性は、リスキリングを人事・評価制度と強く連動させている点にあります。
スキル習得の成果を個人の評価や異動に反映させることで、**「学んだ者が報われる」**という文化を根付かせようとしています。
特に、全社員DX化の取り組みは、従来のハードウェア中心のビジネスモデルから、サービス・ソフトウェア中心のビジネスモデルへの転換を、人材面から強力に後押ししています。
これは、組織全体の変革を加速させるために、トップダウンで推進されている戦略的な人材育成プログラムの典型例と言えます。
【国内事例2】日立製作所:事業別・職種別のDX人材育成と社内認定制度
日立製作所もまた、グローバルでの競争力を高めるため、全社的なDX推進とリスキリングを重要な経営戦略として位置づけています。
1. 事業成長を牽引するDX人材の定義と育成
日立は、事業部門ごとに必要なDX人材のスキルと人数を明確に定義し、そこから逆算した育成プログラムを展開しています。
- **「ルミエール」制度:** AIやデータサイエンスといった専門性の高い分野の技術者を「ルミエール」と認定する社内制度を導入しています。これは、専門スキルを持つ人材を社内で可視化し、適切な報酬とキャリアパスを提供するためのものです。
- **社内講師による研修:** 社内に存在する高度な知識を持つ技術者が、講師となって他の社員に技術を教えるという仕組みを積極的に活用しています。これにより、現場の実務に直結した生きた知識の伝達が可能になっています。
2. 職種転換を伴う戦略的再配置
日立のリスキリングは、単に「スキルアップ」させるだけでなく、新しいスキルを身につけた社員を、**成長分野や新規事業部門へ戦略的に再配置**することを最終的な目的としています。
これにより、社員は新しいキャリアパスを見つけることができ、企業は外部採用のコストを抑えつつ、必要な人材を確保することができます。
同社のリスキリングは、技術革新を支える人材力の強化という側面と、社員のキャリア自律を促すという、両面での効果を狙っています。
【製造業の変革】JFEスチール・ダイキン工業に見る現場主導型リスキリング
製造業は、生産現場の自動化・デジタル化が急速に進んでおり、従来の熟練工のスキルに加え、ITスキルが不可欠になっています。
ここでは、製造業における先進的なリスキリング事例を紹介します。
1. JFEスチール:製造現場に根差したIT教育モデル
JFEスチールは、製造現場の効率化と品質向上を目指し、IT技術の活用を推進しています。
同社のリスキリングの特徴は、**「現場に寄り添った階層別教育」**にあります。
- **対象:** 事務部門だけでなく、プラントのオペレーターや保全部門の社員など、現場の従業員が主な対象です。
- **内容:** 現場の課題解決に直結する内容、具体的には、データ入力、センサーデータの活用、簡単なデータ分析といった実務に即したITスキルを教育しています。
- **成果:** 現場のベテラン社員がITスキルを身につけることで、彼らの持つ貴重なノウハウをデジタル化し、効率的な生産体制の構築に貢献しています。
これにより、技術革新が現場のオペレーションにスムーズに浸透する土壌が形成されています。
2. ダイキン工業:社内大学「ダイキン情報技術大学」による選抜制育成
空調機器メーカーのダイキン工業は、社内でAIスキルやデータスキルの高い人材を育成するため、2017年に大阪大学と連携し、「ダイキン情報技術大学」を設立しました。
- **選抜と集中:** 毎年約100名の社員を選抜し、受講期間の2年間は**業務をせず学びだけに集中する**という徹底したプログラムを提供しています。
- **非情報系出身者への投資:** 受講生の大半は非情報系学部出身者が占めています。これは、既存の業務知識を持つ人材にデジタルスキルを付加することで、**「業務×デジタル」**という高い価値を生み出すことを狙った戦略です。
この社内大学は、高度な専門性を必要とするデジタル人材を、外部に頼らず社内で安定的に供給するための、極めて強力な仕組みとして機能しています。
【非製造業の挑戦】トラスコ中山・キヤノンに見る職種転換と再配置戦略
非製造業や、DXによって業務内容が大きく変わる部門においても、リスキリングは不可欠です。
ここでは、職種転換や再配置を伴う積極的なリスキリング事例を紹介します。
1. トラスコ中山:データ利活用を目的とした全社DX推進
工業用副資材の専門商社であるトラスコ中山は、物流のデジタル化や組織内データの利活用に早期から取り組んでいます。
- **対象:** 全社的なDXリテラシーの底上げを目指し、特に組織内データ活用のための教育に注力しています。
- **目的:** サプライチェーン全体のDXを推進するため、従業員一人ひとりがデータを「読み、解釈し、活用する」力を身につけることを目指しています。
- **成果:** DXグランプリ受賞やDX銘柄への連続選出など、外部からも高い評価を得ており、リスキリングが直接的な事業成果に結びついている事例です。
2. キヤノン:専門研修施設を活用した成長部門への人材シフト
キヤノンは、事務機器の工場で働く従業員など、職種がデジタル化の影響を受けやすい部門の社員を対象に、成長部門への人材シフトを目的としたリスキリングを行っています。
- **大規模な職種転換:** 事務機器の工場従業員など約1500人に対し、クラウドやAIの研修を半年間実施しました。
- **転換先:** 医療機器など、今後成長が見込まれる部門への人材再配置を後押ししています。
- **手法:** 専門の研修施設を活用し、集中的かつ実践的な教育を行うことで、短期間での職種転換を実現しています。
キヤノンの事例は、**「構造変化に合わせた社内での人材流動化」**を、リスキリングによって戦略的に実現した好例と言えます。
3. クレディセゾンのDX推進と全社員巻き込み戦略
クレジットカード事業を核とするクレディセゾンは、2021年にDX戦略「CSDX戦略」を策定し、段階的なリスキリングを推進しています。
- **第1段階(選抜):** 総合職社員の公募によるデジタルスキル習得を始め、意欲の高い社員からDXの核となる人材を育成しました。
- **第3段階(全社員):** 最終的には全社員によるDX推進体制の確立を目指し、全ての従業員がデジタル技術を業務に活用できることを目標としています。
これは、段階的にリスキリングの対象を広げ、最終的には全社員を巻き込むという、日本企業によく見られる段階的な変革アプローチの成功事例です。
成功するリスキリングに不可欠な「5つの要素」
ここまで紹介した先進企業の事例から、リスキリングを成功に導くために不可欠な要素を抽出します。
1. 「経営戦略との直結」と「明確な目的」
リスキリングは、単なる能力開発ではなく、**「事業の未来図を実現するために必要な人材を創出する活動」**でなければなりません。
- **失敗例:** 「とりあえずPythonを学ばせる」
- **成功例:** 「〇〇事業の非効率性を〇〇技術で改善できる人材を、半年以内に〇〇人育成する」
2. 「スキルの可視化」と「ギャップの定量化」
従業員の現在のスキル(Can)と、目指すべき未来のスキル(Must)とのギャップを、**誰にでもわかる形**で示すことが重要です。
- **施策:** 社内認定制度、外部資格との連携、スキルマップの公開。
ギャップが明確でなければ、従業員は「何を、どこまで学べばいいのか」という迷子状態に陥ります。
3. 「実践の場」と「OJTの組み込み」
研修で学んだ知識を、実際の業務で使わなければ、知識はすぐに陳腐化します。
- **重要性:** 学習プログラムの終了後、必ずそのスキルを使うための「プロジェクト」や「職務」への配置転換を連動させる。
- **例:** データ分析コースを修了した社員を、すぐに社内データ分析プロジェクトに参加させる。
4. 「インセンティブ」と「キャリアパスの提示」
学習の努力が、昇進、昇給、新しいキャリア機会といった形で報われる仕組みが必要です。
- **効果:** モチベーションの維持と、リスキリングに対する全社的な関心の向上。
5. 「トップのコミットメント」と「文化の醸成」
リスキリングは時間がかかり、痛みを伴う変革です。
経営トップが率先して変革の必要性を訴え、自らも学習に参加することで、組織全体に**「学び続ける文化」**が浸透します。
| 成功企業の行動 | 失敗企業の行動 |
|---|---|
| **経営層が自ら研修を受ける。** | 「社員に学べ」と指示するだけ。 |
| **学習成果を評価に組み込む。** | 評価とは無関係な「自主学習」として放置する。 |
| **学習に集中する時間と環境を提供する。** | 通常業務をこなしながら、残業で学ばせる。 |
まとめ:リスキリングは組織の成長と個人の進化を両立させる投資である
国内外の先進的なリスキリング事例を徹底的に分析した結果、リスキリングは単なる「社員教育」ではなく、**「企業が未来を生き残るための最重要戦略的投資」**であることが明確になりました。
AT&Tの事業転換、富士通の全社員DX化、ダイキン工業の社内大学といった取り組みは、すべて**「経営の危機感」**と**「明確な目的」**からスタートしています。
成功の鍵は、流行のスキルを追いかけることではなく、以下のサイクルを回すことに集約されます。
- **戦略定義:** 経営戦略に基づき、「5年後に不足するスキル」と「必要な人材数」を明確に定義する。
- **現状把握:** 既存社員のスキルを定量的に可視化し、ギャップを特定する。
- **実践連動:** 学習プログラムを、実際の事業課題を解決するOJTや配置転換と強く連動させる。
- **文化醸成:** トップのコミットメントとインセンティブにより、「学び続けること」が当たり前で報われる企業文化を根付かせる。
このリスキリングの波は、企業だけでなく、個人にとっても大きなチャンスです。
企業が提供する環境を最大限に活用し、自律的にスキルを習得することは、自身のキャリア価値を飛躍的に高めることにつながります。
あなたの企業が、そしてあなた自身が、この変革の時代を勝ち抜くための羅針盤として、本記事の事例と戦略を役立ててください。
リスキリングは、組織の成長と個人の進化を両立させる、最も強力なエンジンなのです。
マーケティング・新規事業のコンサルタント業の会社を十年経営。
マーケティング・新規事業には新しいスキルを身につける提案をする事も多いため、リスキリングの相談やプロジェクトオーナーの案件も多数請けています。
サラリーマンではなく独立した身ですが、独立の際からあらゆる知識や技術を磨く必要が多々出てきまして、実質私自身がリスキリングの鏡のようなものです。
それらの知見や必要性、何をやるべきかなどを様々な観点からお伝えしていきます。


